土と内臓 微生物がつくる世界


デイビット・モントゴメリー
+アン・ビクレー著 片岡夏実訳 築地書館 2017

表紙の絵が不気味ですが、これこそが、本書の内容を如実に物語っています。

あゝ 植物の根っこは、人間の腸と同じ働きをしている。
腸は、根っこでもある、

本書の著者は、微生物学者ではありません。地質学者と生物学者の夫婦。

なので、あんまり専門用語が出てこないので、わかりやすく読めるところもありました。

土中にいる微生物も、人間の身体にいる微生物も、同じ。
近頃 よく耳にする、腸活。

これ、農業で言うところの有機農法を、人間の身体で食物繊維を発酵させて、微生物に良いエサを与えることと、似通っています。

微生物ってよばれる細菌は、なんのことはない、共存関係にあるのだそうです。

人類は、リンネの分類法の次に提唱された、新しい生物の体系では、ひとくくりの真核生物でしかありません。

え、そーなの?


細菌は、合体しあって、取り込みあって、共存しあっている、ということでした。

その事を、著者ご夫妻の自宅の、ガーデニングから解き明かし、そして ご自身の癌から、食生活の改革を述べていきます。

これ、とても面白いです。

私も微生物の入れ物でした。
時々 変な物食べて、お腹が痛くなるのは、身体で飼っている と思われる?微生物さんが、怒っているってことでした。

唐突ですが、昔から、どういうわけか、風が 強いの苦手ですが、その話を 漢方の専門家に何気なく話したら、

そりゃそうよ。
だって、そのとき身体も嵐だもの。

とおっしゃいました。
ウ~ン、私 原始人か。。。

本書は、わけもなく、共同体である 私、という存在はまた、地球に存在する全てのものと同じ、星の子であることに思い至りました。