
寺田寅彦文 髙木隆司 川島禎子解説 高橋昌子絵
やっと涼しくなってきました。虫の音が響くのですが、
かっかっ と暑くて、頭の中がのぼせそうな日々。
ちょっと気温が下がり、ほうーっとしました。
ふと 図書館で手にした絵本。
物理学者の寺田寅彦博士が、
大正期の児童向け雑誌 「赤い鳥」に掲載したのが、本書です。
お茶のはいった湯呑み茶碗が、なんだか 美味しそうです。
どてら を着込んで、じっと見つめる寺田寅彦博士らしき絵、なんだか落ち着きます。
茶わんの中に宇宙がある
といったのは、どこかの陶芸に関する批評家でした。
けれども、寺田寅彦先生は、
お茶碗の湯気、お茶の熱さから、物理学を語ります。
なんだか いいなあ。
量子物理学の黎明期、熱量たっぷり 盛り上がる学会のそばで、静かに自然の理の目を凝らす。。。それもまた かっこいい と私は思うのです。